中高年の転職

中高年の転職状況

中高年が転職をする理由は大きく分けて次の5つに分類できます。

@会社の倒産

Aリストラ

B自己都合(独立を含む)

Cヘッドハンティング

D病気による退職。

バブルの崩壊以降はリストラや倒産による転職が多かったのですが、最近は倒産件数が減少したため、倒産による中高年の転職は減っています。

ただ、大企業以外の求人や雇用はいまだ流動的です。

では中高年に関してはどうでしょうか。

残念ながら芳しくありません。

よほどの実力がない限り、転職や再就職をしても厳しい状況が待っています。

実力がある人は、企業が離しませんし、ヘッドハンターに声をかけられ、転職の心配などしなくて済みます。

世の中には色々な職種がありますが、古くからある伝統的な職種や、聞いたこともない職種まで様々です。

中高年でアルバイトを行うのであれば、派遣会社に登録して仕事を探したほうが良い求人情報があるのではないでしょうか。

中高年が活躍できる転職市場は、どちらかというと聞いたこともない若い市場でしょう。

なぜならば、そうした市場や会社は経験豊富なスタッフがいないため、中高年の経験と力を必要としているからです。

あるいは、自分でそうした市場を作り上げることで夢を実現させることもできます。

中高年の求人状況

例えばNPO法人もその一種です。

このNPO法人は、利潤追求は禁じられていますが、世の中に貢献する、という意味では生きがいに通じる仕事ができるでしょう。

中高年が転職するときに求められるのは

@即戦力(明日からすぐに戦力になれる実力を期待される)

A経験(教えなくても暗黙知をまわりに伝播する)

B実務、管理能力(現在までの経験での実務能力と管理能力をすぐに発揮して欲しい)

などがあります。

ですから異業種へ転職する場合は、かなり難しいと考えたほうがいいでしょう。

若ければ育てる(最近はそういう余裕もありませんが)ということも考えられますが、年齢的にそれは難しく、同業種からの中高年の希望者があれば、当然、その人が採用されます。

中高年の転職がかなり厳しいということから、最近では地方の少子高齢化、過疎対策などで、中高年を受け入れる自治体が多くなっています。

単に住居を地方に移すだけでなく、そこで職を得ながら暮らすわけですから、ある意味転職といっても差し支えないでしょう。

ただ、この場合でも家族の問題、移住先の仕事や収入、住環境、将来像など、次前に綿密に計画、調査が必要です。

単に憧れや田舎暮らし、といった動機で実行した場合、取り返しのつかないケースもあり、成功している人たちはやはり事前に時間をかけて綿密な調査と、近隣の人たちとの交流を怠っていなかったようです。

中高年の再就職状況

中高年の転職市場を見ると、求められている条件はやはり「即戦力」ですが、それも限られた分野での専門性が求められる傾向が高いです。

例えば会計であるとか、会社の上場など、またはITの専門知識などです。

中高年が運良く転職に成功しても、その会社が長続きすることは保障されていませんし、また、自分が後どのくらいの期間働けるかは計算できますが、その期間と定年後の生活と仕事を睨んで転職を考える必要があります。

ただ、両方を満足させてくれる案件は驚くほど少ないのが現状です。

就職試験でまず相手先の担当者が、あなたを評価するのは履歴書と職務経歴書の内容です。

一般的に転職先の情報は求人情報誌やインターネット、新聞、ハローワークなどから得ています。

中高年の場合は、それまでの職歴があるので、これらの書類を書く過程で希望企業の求人内容との整合性が理解できる場合があります。

つまり希望企業の求人内容と自分の希望がマッチしているのか、自分が希望企業の担当者だったら、自分の経歴はどうなんだろうか、という目で見られるはずです。

新卒と違って社会経験はかなり重視されますし、余りにもかけ離れた職種への応募は最初からはねられる可能性が高いことは覚悟しておきましょう。